「2004 Ironman Korea レースレポート」
team grad5 今泉 奈緒美(TEAM VIKING練習生)
関係者各位
大 会 名 アイアンマンコリア
日 時 2004年8月29日(日)
場 所 韓国 チェジュ島
距 離 台風の影響でSWIM中止,BIKE 180km,RUN 42km
気 象 晴れ(最高気温31度)
使用機材 レースウェア ライジングサン
シューズ サッカニ−(Grid Fastwitch Endurance)
補給食 カーボショッツ(25g*15個)
成 績 女子総合3位(女子プロフェッショナルカテゴリー3位)
9時間23分50秒 BIKE 5:32:05 RUN 3:47:25
とうとうやって来たアイアンマンチェジュ。2ヶ月間、福岡での練習成果はどこまで発揮出来るのか、練習した分逆にすごく不安だった。
ハワイで8回も優勝している、Paula NEWBY-FRASERが出場するので、ハワイへの出場権が2つあったらもしかしたら獲得出来るかもっと思っていたのに、!1つしかなかった。あーもうハワイには行けないのか、っと気を落とし気味のスタートとなった。
台風の影響で数日前からは海は大荒れ。波は5mもあった。
レース当日、案の定スイムは中止で、番号の若い順に、5秒置きでバイクからのスタートとなった。
スイムはないだろうなって思っていたけど、やっぱり残念だったし、こんなスタートの仕方はドキドキして堪らない。5秒前にはポーラはいるし、後ろには速そうな外国人選手が2人。外国人選手にはなんか見かけから圧倒されてしまう。
緊張してもしょうがないのは分かっているんだけど、足が震え、心拍数は110泊にもなっていた。あー情けない。
バイクコースはチェジュ島を半分横断するように1周回。スタートしてすぐにポーラを抜いてしまった。後ろにいるポーラが怖く、飛ばすなと言われていた初めの長い坂をついつい頑張ってしまった。心拍数は180拍を超えていた。
結局すぐに追い付かれ、ポーラと男の人を目におきながら行く事になった。
前半はものすごい向かい風。きつかったけど、練習でみんなに付いていくほうがよほど辛かった。だから実際、こんなペースで行ったら後ろの人にどんどん追いつかれてしまうよっと思ったぐらいだ。
50キロ地点でマーシャルにもっと離れなさいと減速させられ、ドラフティングを取られるのが嫌だったからペースアップし、ポーラは見えなくなった。
結局100キロ過ぎまでは、前も後ろも誰も見えない状態だった。しかし、110キロぐらいで男の人とポーラに追いつかれ、その後しばらくしてから男の人の後ろを走っていた私が運が悪くドラフティングを取られ30秒停止させられてしまった。
バイクラップだけでもポーラに勝とうと思っていたのに、その間に2人は行ってしまった。すごい悔しかった。レース中心拍数はずっと170拍後半だったし、思っていた以上にアップダウンも激しく、だんだん足がプルプルしてきた。
これは確実にオーバーペースだなって思ったけど、どうにかそのままバイクフィニッシュ出来た。
ペナルティーボックスに3分間入れられ、ランパートに移った。この時1位のポーラとは6分差。
ランコースはアップダウンしかない直線を2往復だ。突然お腹がゴロゴロしてきて、道端で催してしまった。
バイクでも補給出来なかったしランでも何か口にすると、ゴロゴロっとくるので、ハンガーノックにならないか心配だった。
実は福岡に来て、いきなり走り過ぎて膝横を痛めてしまって、1ヶ月前から走っても5キロぐらいのイージージョグしかしていなかった。
20キロぐらいはもつかなっと思ったけど9キロ地点からは痛さとの戦いだった。
今は2位だし、3位の選手とは10分差あるから抜かされてたまるかと、もう根性で走るしかなかった。
20キロから30キロにかけてが一番長く辛かった。だけど知っている人にすれ違えると、なんだかうれしくて元気が出た。
結局30キロ地点であっさり3位の選手に抜かされ3番でのゴールとなった。
終わった時は、あ〜やっと足を止めれて嬉しかったし3位にも満足だったけど、やっぱりこの順位じゃ悔しかった。
とりあえずハワイは運良く取れたので良かったけど、終わったら来年に向けてトレーニングを積み優勝目指して頑張りたい。
女子プロフェッショナルカテゴリー
トータル バイク ラン
1.Paula Newby-Fraser(USA) 8:54:02 5:26:08 3:26:09
2.Charlotte Paul(AUS) 9:12:22 5:41:42 3:28:16
3.今泉 奈緒美(JPN) 9:23:50 5:32:05 3:47:25
4.Caill Patterson(CAN) 9:41:19 5:55:50 3:43:57
以上
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