台風接近中の九州!大形との天気予報に心配していたが、熊本の天草はムシムシした灼熱の猛暑の中、20回記念大会が盛大に開催された。
スイムは男子がスタートし、その後20分に女子が続く。私はアウトコー
スから飛び出した。スタートは外国人選手に挟まれていたので、小判ザ
メ泳法を使い、かなり接近して泳いだ。この作戦が成功!
インにいた選手より高位地を確保。しかしペースが速すぎて外国人には
着いて行けない。その後は近くにいた集団で泳ぎ、少し余裕を持ちなが
らスイムを終えた。
バイクはフラットの往復コース。集団に成りやすいコースと知っていた
ので、スイムを集団で終えれば、バイクで大集団になる事を予想。
案の定、私達の集団は前をドンドン吸収し、折り返して暫くし、先頭ま
でも吸収した。ここ迄くるとラン勝負の展開!
バイクのペースはそんなに上がらないが、足のある選手(私)を集団か
らちぎる為に、何度か仕掛けられていたのが分かった。でも、全く問題
無く、集団のままで、バイクフィニッシュ地点へと向かった。
最後の大きな坂を登り、下って直ぐがトランジッションエリア。私は先
頭でバイクを終え、着替えも一番早かった。
ランスタート!今回の顔ぶれの中では、かなり自信があった。何処で勝
負しようかなぁ〜!余裕はあった。
前回のレースは和歌山で優勝した、
上田選手(若手急成長の選手)が2番手だ。ランの始めに追いつかれて
しまったが、かなり息が荒かった。私はどこで勝負しようかな?と思い
つつ、暫く一緒に走った。
坂を登り、下り坂に差し掛かった頃には、少
し離れていたので、じわーっとペースを上げた。
ここは2km地点。勝負は決まったかな?とほぼ優勝を確信していた。
あとの8kmは、自分の練習をしよう!と目標を切り替えた。
実は今度、陸上のトラックレース10000mに参加するので、この練習を兼
ねて走ろう!と必死にもがいて、かなりきつかった。
灼熱の太陽がジリジリと照り付ける。暑い!早くゴールしたい!と言う
気持ちと、この暑さから解放させて欲しい!の気持ちから、きついけど、
ぺースをキープしながら走っていた。
余裕で優勝なのに、「後ろは全く見えないよ!」との声にも耳をかさず、
自分の練習に集中していた。
ゴール近く、トラックに入ってからは少し
気が楽になった。応援してくれるみんなが、精一杯の声援で迎えてくれ
ていた。その声援にこたえながら、インターナショナルレースを初優勝
出来、最高のシャンパンシャワーを浴びる事が出来た。
地元人の優勝との事で、翌日の熊日新聞には一面で掲載!一面に載ると
は夢にも思わなかったので、少しは親孝行出来たのかな?と嬉しかった。 |