5月26日
ITUトライアスロンジカップ 天草 大会 レポート

所 属:VIKING 長崎 /まつお産科婦人科/
諸江内科循環器科/長崎県協会
東 夏海

順位 エリート女子 16位/27人 九州ブロック2位
タイム Total 02:16:31/Swim 00:22:56/Bike 01:06:12/Run 00:45:49


天草国際トライアスロン大会は、過去エイジの部で参加したことがあった。また、GWに試走もすることができたため、コースは熟知していた。しかし、初めてのエリートレースで国体県予選でもあった。一週間以上前から緊張していて、前日には緊張によりナーバスになっていた。さらに、エリート選手の説明会では、どの選手も強く見え、説明はすべて英語で、不安でいっぱいになった。トライアスロンレースでこのような精神状態になったのは初めてだった。自分の弱さを痛感した。大会当日は、精神的に疲れていて緊張することができなかった。このままでは集中できず、大事なところで対応できないかもしれないと不安がよぎった。

■スイム
ナンバー順にコールされ、スタートラインにつく。私は、後ろから3番目のコール、入りたいところには入れず外から3番目でのスタートとなった。最初の位置取りと、マークしている選手を意識してスタート。入水していきなりバトル。肩を掴まれ、引っ張られた。ここまでのバトルは初めてで、こんなに当たってくるのかと実感した。しかし、そのおかげで目が覚めた。バトルとなったが、それでもスタートは上手くいき、100mから200mの時には隣に日本トップの選手がいた。自分の位置に驚いたが、つかの間に流され、先頭集団は見えなくなった。
 1週目、5人のパックの最後尾で泳いだ。ビーチランを練習した甲斐があり、しっかりついて2周目へ突入。しかし、マークしている選手ばかりを気にして泳ぎ、気づいた時には、更に前の選手と5m程あいていた。スピードを上げたが、なかなか縮まらず、結局放され2人でスイムフィニッシュ。前の集団は見えなくなっていた。

■バイク
 スイムからバイクのトランジッションでは、まさかのコースミス。池形コーチや父の応援にも気づいていなかった。戻ってトランジッションし、そこからはスムーズに行えた。前の選手と30秒差と教えていただいたので、早めに追いつきパックで行きたいと考えた。
 はじめのアップダウンを越えると、単独だった前の選手に追いつくことができた。「回しましょう」と声をかけたが、なかなか思ったようにはいかなかった。そのまま次の選手を吸収、さらにもう一人の選手を吸収した。4人のパックになり、折り返しまでは真剣に引いた。
 折返し地点、トップの集団や後続の選手を確認し、これ以上前の選手を吸収するのは厳しいと判断し、なるべく足を温存するように心掛けた。知らない選手と上手くローテーションするのは難しかったが、レース中にもかかわらず、楽しむことができた。

■ラン
 バイクからランのトランジッションは上手くいき、スムーズにランスタート。始めの3キロまでは、上り基調。今までのレースは上りで失速し、ペースが上がらないことが多かった。しかし、今回は何とか最低限の失速で抑え、その後の下りや平地につなげることができた。
 ランに入ってからは、自分のペースを守ることに徹し、リズムを意識して走った。ランでは、とても暑く感じフラフラしたが、給水を上手くとり、ゴールを目指した。
 残り1キロ、ランスタート時一緒だった選手に追いつかれた。一度抜かされたが、必死に付いてゴールスプリントに持ち込み、その選手には競り勝ってゴールできた。


◎総評◎
この大会に向けてスイムとランの強化を計り、成長できた。しかし、トップに選手の足元にも及ばないこともよく分かった。これから、どの種目もトップスピードを上げることも底上げすることも必要だと実感した。
 また、レースに向けての気持ちの持っていき方も学ぶことができ、心身共にもっと強くなりたいと思った。
 最後になりましたが、ご支援・ご声援いていただいた皆様、本当にありがとうございました。更なる飛躍を目指して頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

文責:なっちゃん